C89の頒布物を公表します。
当サークルはトレーディングカード「東之国の花絵札」を頒布予定です。
↑表面です。
トレーディングカードです。トレーディングカードゲームではないのでステータスや効果はありません。私が2,3年温めてきた企画がついに起動です。これは私の関わってきた各界へのメッセージです。
■イラスト
流れを持たないイラスト本への意見は、ストーリー付イラスト本で発信しました。もう少し突っ込んだ意見として、イラストは本という形式にして売る必要があるのでしょうか?いくつもイラストをまとめて買うより、欲しいイラストだけ買える方が買う側の意向だったりしないでしょうか?
このトレーディングカードはシングル頒布形式をとります。カード屋と同じようにショーケースに並べてほしいものだけ持って行ってもらいます。ランダム封入パックでの頒布はしません。
※正確にはこの流通形態をとるとトレーディングカードと言えなくなりますが、別名はないのでトレーディングカードと言います。
■カードゲーム
TCGはイラストも良質で、ゲーム性も高くなければなりません。イラストばかりよいというのは、ゲームをする必要性はありますか?多くの人が真剣に勝負ができたり、ゲーム中の雰囲気を味わって語り合うことができることができなければ、TCGはいつまでも子供の遊びになりますよ。
逆にゲーム性だけが高い場合もいけません。紙に効果をかいてプレイすればいいじゃないですか。TCGはTRPGから派生して発生したものです。ゲーム中はファンタジーの世界にのめりこめるようにしなければいけません。
そこで、TCGから効果部分を差っ引いて、トレーディングカード化することにしました。事実上元に戻っただけですが、企画としてはトレーディングカードへの逆輸入であり、TCGへのアプローチです。これにより、中途半端なことをするならトレーディングカードでいい、という構図になります。
TCGイラストの進化はトレーディングカードより偉大で、ホイルから始まり、パラレル、レリーフ、ホログラム、エンボス等の仕様が生まれました。これを芸術としてトレーディングカードに持ち込みます。
■デジタルイラストとデジタルTCG
近年スマホゲーでTCGを謳っているものがあります。カードは画像データです。紙よりもさらに場所を取らない、検索も簡単。物理的なカードの存在意義とは。ゲーム性に関しては今回は不問。
物理的なカードの利点、それは前述のホイル・エンボス加工でしょう。角度によって虹色に光る、半立体になっている、それだけ。しかし今のデジタルイラストにはそれができません。(デジタルだと本当は動画状のカードを作れると思うんだけど…)
希少度の観点からも物理的カードの方が高いです。印刷できるとはいえ、複製が難しいです。配送も手間がかかります。それがいいことかはわかりません。物であるということは壊れるということです。1枚1枚大切にしないといけません。そこまでして守りたいものになるわけです。そして、運営側のサービスによらず保持権は保証されます。
■フィギュア・絵画
でけえ。
カードは極めてコンパクトで本に収まる。また、絵画には(なぜか)ホイル加工がないです。
■スリーブ
私は元々東方のトレーディングカードを探してイベントを回っていたわけだがどうにもありませんでした。あるのはTCG。効果はいらないのです。しかもデッキ単位での頒布だからほしいイラストがどのくらいあるのかわかりません。
そこでマッチングしたのが東方スリーブでね。これなら好きなイラストがピンポイントで買えます。しかもホイル加工があったりしてきれい。それでのめりこんでまとめを作っちゃうほど。
本来はトレーディングカードに流れたい人もあの中に紛れ込んでるはずです。その人たちの需要を満たしたいな。
そこでスリーブ界に質問ですよ。どうしてスリーブを作ってるのかな。トレーディングカードではいけない理由はなんだろう。
トレーディングカードはコンパクトで多彩な表現ができる芸術品です。今回はまだノーマル仕様しかできませんけど、必ず技術革新します。
現在でも可能な限り質を高め、丁寧に扱い、高級品であるように見せつけます。
by purqle
| 2015-12-13 14:04
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