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レアカード作製進捗です。

前回は4色印刷透明シールの粘着を無効化すれば白印刷ホロシールとの微調整ができるようになるんじゃないかと考えました。粘着を無効化しつつ、必要な時に接着能を発揮してくれるアイテムを考えると、アイロンで熱すると糊になる粉があります。

これでやってみました。が、結晶が大きく溶けるときにホロシールを凸凹にしました。なので、乳鉢で結晶を小さくしましたが、同様の結果でした。そこで最初にフィルム化してから、透明フィルムと熱で接合することを考えました。しかし泡が入ってしまい、均一にもできませんでした。同じような素材としてグル―ガンのスティックがあるので、これをアイロンで潰してフィルムにしてみました。こちらも微量な泡と不均一なフィルムができました。しかも両方とも厚いし透明度が低いです。
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そこでアルミ板で熱プレスして、薄く均一で平滑なフィルムの作成を目論みました。が、もっといい方法を思いついたので保留しました。

わざわざイラスト面で位置調整する必要がないことに気付いたので、四辺の剥離紙を切り取り、この部分に透明シールを貼って無粘着フィルム化しました。そして紙片には文字列を刻んでおけば、ずれることはありません。今回のトライは下の字を白にしてしまって色が見えづらくなってしまいましたが、次回は金でやるので大丈夫です。
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次の問題は気泡問題です。ホロシールの凹凸(結構見える)が影響しているようだったのでニスを塗る方向にしました。テストでは均一に塗ることができれば、うまくいくことが分かりました。ただ、広い面積を均一に塗るのは難しいです。定規を擦るような方法だとうまくいかないです。自分はつるつるしたOHPシートを押し当ててニスを広げ、ゆっくり端まで引っ張る方法を見つけました。OHPを押し当てるときは、プレパラートを被せたときのようにニスが広がります。実際にはカード半分くらいまではこれでいけたんですがそれ以上になると、ニスの速乾性が高いおかげで粘度が高まってしまい、うまく塗れませんでした。エタノールかなんかで薄めるといいかもしれません。

ひとまず、これらを貼り合わせて完成。OHP-ラミネート法に比べてシールだけの厚さになるので相当な薄さですね。今回は反りがないです。ただ、ニスが不均一だったので凸凹してますね。
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先人の記録を見ても、ニスなしで気泡を入れずにシールが貼れているのでもう少し練習しました。その瞬間瞬間に気泡を閉じ込めないように貼っていけばうまくはれる模様。そのためには、シールを立てながら貼らないといけません。その状態でシルクスクリーン用のスキージをぶつけながら貼っていきました。しかし、これだと白い横筋が入りました。ぶつけキズというよりはシールを垂直に戻す時にシールが剥がれて白化している様子です。気泡も消し切れません。そこまで調べたところでえーみん先生の方法を正しく実践しました。
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できちゃいました。前は出来なかったのですけど…。シールを手前に引く(強く引かない)というのが気泡・白筋防止のポイントのようです。これでニス不要です。
しかし凸凹はホロシートに依存するので、平滑な光沢にするならラミネート必須ですね。



印刷サイズについて考察しました。師が言うにはラミネート時にOHPが縮む(orラミネートが伸びる)ので、長辺を長めに調整するとよいといってました。自分が見たところ、ラミネート時にずれてるというより、印刷時に既にずれてます(ラミネート時にさらにずれるのかもしれませんが)。picprint出力で、インクジェットTS8030の1417pixが、MD-5500では1414pix相当になります。1414/1417=0.9972倍なので、これをかけてやるとぴったりはまりますね。

by purqle | 2016-12-11 12:25 | 作成物 | Comments(0)

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