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雑談

学位授与

先日学位授与式を迎え、修士(工学)の学位を得ました。

 大学・大学院というのは高校までと違い、いれば卒業できるものではありません。自身が卒業し学位を得たいと考え、行動しなければなりません。それだけの覚悟がなければ大学に来てはなりません。

 私の大学の偏差値はそれほど高いものはありません。むしろ低いです。それゆえに馬鹿にする人もいますが、入学時の偏差値はどうでもいいことです。大切なのはそこで自分が何をするかです。有名大学に入学しても何もしなければ意味が無いのです。我が大学は研究ではトップクラスです。しかも学生がその研究に触れることができます。大学によっては研究をほとんどしなかったり、先輩の研究の原料合成をするところがあると聞きます。それ故に我が大学では優秀な学生が輩出されているのだと思います。研究以外にも部活動等もやろうと思えば何でもできます。授業面でも単位を容赦なく落としてくれます。これは学費を徴収するためではなく、最低限社会に役立つ人間をつくるためですよ。

 大学に入った感想を述べれば、良かったと答えます。考え方が大きく変化しました。勉強面では化学を基礎においた思考ができるようになりました。おそらく機械系や電気系は機械や電気を主軸にした考えをしているのだと思います。対人関係では、人の目も見れない私はバイトの効果を含めて人と話せるようになり、サークル活動まで始めるようになりました。その行動から、私を大事にする考えから、他の人を大事にする考え方が生まれました。

 大学院の研究は過酷であり、逃げたくなるのですが、いつも「前回はもっと辛かった」という経験が助けてくれます。そういう経験がない中学生の時には「未来の自分はこれを乗り越えている」という自己助言から大きく変化しました。どちらがいいとは言わないですけれど、経験からくる助言は遥かに助けになります。

 これまで何度も卒業式を迎えてきました。各々の卒業の日はよくよく覚えています。幼稚園の時から(階段で転んだ)。私は小学校に入った時に、いつまで勉強したら勉強が終わって休めるんだろうと考えていました。その頃考えていた定義で考えると今日この日を指します。あれから18年経ちます。その結果勉強に終わりはなく、これから更に大変なことが続くことがわかりましたけれども。

 節というのは大切です。期限がなければ人はうまく動きません。終わる日がないので休日もなくなってしまいます。今月が学生の節。学生としての仕事を終わり、来月にはそれを行ってはならない。そして、社会人としてやるべきことを初めなければならない。最後の支度として、明日は数々の恩師に電話をかける。

by purqle | 2015-03-22 02:54 | 雑談 | Comments(0)

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